オーガニック認定パフュームコスメブランド「Hiroko.K」の主宰で、南フランスのLABOにてオーガニック香りを開発する調香師であり、ナチュラルオーガニックコスメの開発者。そして、アロマセラピーアソシエイツを百貨店で展開し、いちはやくナチュラルコスメ(オイル美容)を広めた人物。Hiroko Kondoさんに聞く、取り入れたくなるスキンケアやオーガニック香水、について連載インタビュー。

Ashley読者の皆さん!もうこれでお肌の悩みの解消や正しいオーガニックオイルの使い方、香水の歴史や魅力まで全てを知ることができるかも!? なんとなくの知識よりプロフェッショナルから教わるものって本当に貴重な体験。Hirokoさんのインタビュー連載をぜひお楽しみください。

 

 

HIROKOさんとはじめてお会いしたのは、2017初秋。ライフスタイルブランド「MR.ミスター」・代表みかさんの紹介でHIROKOさん自信のブランドアイテムの[香る会]でイベントセミナーでした。見るからにオーラがある方で、その香りのお話の内容に、どんどん吸い込まれていくような感覚を、今でも覚えています。香水の歴史の話、オーガニックの定義や香りのブレンド等、楽しい時間はあっという間に過ぎていくものです。そんなHIROKOさんからのアドバイス。必見です!

 


 

「フランキンセンス」薫香(くんこう)は香水の起源

フランキンセンス(乳香)とは、ムクロジ目カンラン科ボスウェリア属の樹木から分泌される樹脂のこと。

 

香りの持つチカラとは?

 

香りは、「香水」に代表されるように、ファッションの世界では、洋服で作り上げた女性像を完成させる最後の押し上げの1滴、1スプレー、が香水であったりします。日常的には、女性らしさや可愛らしさを印象づけるために、あるいは、身体のにおいを隠すために使われます。このように、現代における香りの使用法は、自分らしさの表現の一つとされることが多いように思います。しかし、歴史を紐解くと、香りには装飾だけではない別のチカラが秘められていることが分かります。

 

 

シヴァの女王がソロモン王に贈った秘薬の香り

紀元前1000年ころ、現在のソマリアからヨルダンにかけての一帯では、フランキンセンスが珍重されていました。フランキンセンスは、ヘブライの神話や旧約聖書にも登場する、シヴァの女王の貿易品として有名です。それによってもたらされた豊かさや文化が、シヴァを唯一無二の、国を豊かにした女王として有名にした、貴重な香料です。

 

 

浄化・治癒作用

紀元前1000年ころは、移動手段は主に徒歩です。そして、遠方から歩いて移動してきた尊い人へのおもてなしは、香料(フランキンセンス)焚いた部屋で、足を洗ってあげることでした。

 

 

フランキンセンスは、もともと香木から取るとコロコロとした2CM角ほどの小さな塊です。それは中東では、薫香として使用されます。透明な香りですが、それを薫香として焚いて香らせるので、ややスモーキーな甘さになり、心に安らぎを与えつつ、どこか清涼感が漂う香りとなります。その香りに包まれながら、疲れた足を丁寧に洗い流される心地よさは想像がつきますよね。当時は、そういった感覚的なところで実感できる浄化作用を人々は活用していたのでしょう。また、軽装な装いの当時の人々の長旅には、虫さされや切り傷がつきものだったと思われますが、植物のエッセンスを使い、それらのトラブルを癒すことが知られています。もしかしたら、そういった効能も、すでに知られていて利用されていたのかもしれません。

 

 

イエメン産のフランキンセンスを求めて

フランキンセンスは現在、ケニアやオマーン、インドでも採られます。しかし、私にとってのフランキンセンスは、シヴァの女王の舞台となったソマリアで採られたものに勝るものはありません。7年ほど前までは、イエメンのソマリア産のオーガニックの証明書がついたフランキンセンスを使い、香水を作っていました。その美しい透明化のあるたに類を見ない香りに魅了されました。深く吸い込むごとに心が浄化され深い幸福感に包まれました。

イエメンは最近の政情不安で、入国することもできない状況です。今や、フランスのオーガニック規格のフランキンセンスを輸入することはできないのです。オマーン産のイエメンのフランキンセンスと同じ種類の香木を探して、そこから樹液を摂取して、蒸留したものも使いましたが、やっぱり、納得いく香りにはなりませんでした。

わたしの手持ちの、幻となってしまった、イエメンのオーガニック規格フランスで蒸留されたエッセンスはわずかに残っています。その限られた貴重な素材をつかった、フランキンセンスの香水があります。数に限りのあるフランキンセンスのオーガニック香水。イエメンのフランキンセンスの透明感ある、樹皮の素晴らしい香りは、嗅いでいただければその違いが分かるはずです。名前は「フランキンセンス・インヘイル」です。手元の在庫数を確認しつつ、ただいま、香りをお試しいただけます。この機会にお求めください。

 


 

HIROKO. K
ORGANIC ESSENCE OF PERFUME オーガニック エッセンス オブ パフューム

エコサートグリーンライフ認定ナチュラル&オーガニック化粧品

オーラを授ける香り

中世から始まった香料を抽出する水蒸気蒸留法は、金のように価値のあるものとして“錬金術”とも呼ばれていました。その伝統的な香水の製法を現代によみがえらせ、ECOCERT基準のオーガニック素材をハンドブレンドしたHiroko.Kのフレグランスは、オーセンティックでクラシック。現代的でエレガントな香りの世界を表現しています。植物エッセンスのエネルギーを全身で感じ、肌から香り立つ“呼吸する香水”です。