「猟奇的な彼女」「僕の彼女を紹介します」のクァク・ジェヨン監督の三作目の彼女”の物語「僕の彼女はサイボーグ」。

©2008 「僕の彼女はサイボーグ」フィルムパートナーズ
タイムパラドックスものが大好きな私にはもうたまらん純愛ラブストーリーでした!
綾瀬はるかが未来からやってくる時がモロターミネーターだったり、ベタなコメディ要素も多いんですが、これ、“人が恋に落ちる瞬間”と、“愛が育つ時間”を描いてるSFラブストーリーなのです。
ジローが一目惚れした、誕生日の夜に出逢った不思議な女の子(綾瀬はるか)。ジローは数時間しか一緒にいれなかった彼女に恋をします。
そして1年後に現れた彼女がサイボーグだと知っても、また恋をします。
“彼女”と一緒に生活をするうちに、ジローは“彼女”を愛するようになります。
まーそりゃー毎年誕生日を祝ってくれる人もいないぐらい寂しい生活を送っていたジローが“彼女”を好きになっていくのは当たり前っちゃー当たり前ですよね。(綾瀬はるかめっちゃかわいいし。強いし)
でもこの映画、“愛が育つ”のは“彼女”の方なのです。
そう、サイボーグの“彼女”。
そして、“彼女”の愛の記憶(サイボーグなので記録なのかもしれないけど)が奇跡を生みます。
ジローと“彼女”は、二度お別れして、二度再会しています。
その二度の再会の意味を知った時に、私たちは“彼女”の奇跡を目の当たりにするのです。
ここでタイムパラドックスがジローと“彼女”の再会の時系列を狂わせるのですが、映画の時系列は主人公ジローと一緒です。
だから観ている私たちは、クライマックスで、ジローの悲しみと驚き、嬉しさを一度に体験してしまうのです。
よくできてんなーーーーーと号泣しながら観てました。
タイムパラドックスってこういうサプライズするよねーーーーー!!(だから好きなんだけどね)
と、泣くような映画だと思って観ていなかったので衝撃でした。
あんまり書くとネタバレになるので、細かいところまで書けないのがもどかしい!!
ちなみに、最近ドラマや映画でもアクションばりばりの綾瀬はるかですが、
この頃からハードなアクションやってたんだな・・・
でもかわいいんだけどねー。