糸島ブランドの代表格の一つ〝またいちの塩〟
見渡す限り海という最高のロケーションにたたずむ製塩所「工房とったん」では、絶品の塩プリンにハマった人も多いはず・・

https://mataichi.info/
今回、カオルが連れて行ってくれた場所は、またいちの塩でおなじみの新三郎商店さんが営む、ゴハンヤ「イタル」
〝またいちの塩が、旬を迎えた糸島食材の旨味をぐっと引きだす〟そんな魅力的な料理がいただけるということで期待は膨らむばかり。
「イタル」と書かれた門をくぐると、そこは別世界。
広い敷地に敷かれた玉砂利と、時代を感じる木造建築。そこに現代のエッセンスが加わりながらも、しっくり落ち着いた空間が創りだされていました。
奥に進むと大きな母屋があります。どうやらここがイタルのよう。
敷地内には、他にも馬小屋を改装して造られた「sumi café」と、納屋を改装した販売所「季節屋(現在、改装中)」があります。
ゴハンヤ「イタル」の外観はこちら。
そして、カオルがひょっこり・・はん。
重厚な扉を開くと、広々とした玄関スペース。
ポツンと置かれた暖炉がまたニクイ。玄関の主役の座をしっかり押さえています。
玄関で靴を脱いでお部屋に入ると、これまた広々としたお座敷。
110年を超える古民家とは思えないほど、しっかりとした建物は、どこか懐かしい雰囲気でおばあちゃんちにでも遊びに来たかのよう。
お座敷の他にカウンター席のあるお部屋、2階には個室もあるそうです。
メニューは「羽釜ごはんのおむすび定食」や「塩とオイルで味わう糸島野菜のぎゅうぎゅう焼き定食」など、ネーミングにもそそられます。
優柔不断な私たちは、選びきれず「塩で食べる豚100%のハンバーグ定食」と「糸島鯛の塩釜焼定食」をシェアすることに・・
まず、出てきたのが2人分の糸島野菜を盛り合わせたサラダ。
テーブルには、スモーク塩、炊塩、ハーブ塩のほか、イタリア産のEXVオリーブオイルと、平戸たねのわ搾油所(長崎県)の菜種油が置いてあり、好みに合わせて味つけします。
とりあえず、せっかくなので全部試してみました。結果、私はスモーク塩とオリーブオイルのコンビネーションが好みでした。
そして、こちらは全ての定食についてくるセット。
セットは、ご飯とお味噌汁、揚げ物(この日はミニとんかつ)、小鉢、香の物でした。
白ご飯はおかわり自由なのですが、どうしても〝またいちの塩〟で握った塩むすびが食べたくて、白ご飯を塩むすびに変えてもらいました。
正直なところ、このおにぎりは美味しすぎてやばいです。
私の人生で NO.1 おにぎりは、ずっと長崎の「かにや」でしたが、この瞬間、一気にランキングが入れ変わりました。
お米の甘みと、絶妙な握り方。そして、ちょうどいい塩加減と羽釜の魔法・・なのか?
まさに最強おにぎりです。
ハンバーグは厚みがあってふっくらジューシー。
お肉はもちろんのこと、下に敷いてある玉ねぎまで甘みがあって美味しかったです。
こちらのこんもりした山が鯛の塩釜焼。
これ、一度は食べてみたいと思うやつでしょ?
箸ではままならず、やきもき。
最終的には素手で・・パカン。
格闘の末にでてきたのが、こちらのほんのりピンク色の鯛。
塩の山に埋もれていたので、しょっぱいのかと思いきや、ちょうどいい塩味。口の中でほどけるふわっふわの身もごはんのお共にぴったりでした。
大満足の定食の後は、ほうじ茶プリンと栗のデザート。
こちらも、またいちの塩を振って甘みUP。
食事の後は、お隣のsumi caféでお茶を楽しむのもよし。お皿や、カトラリー、お塩なども販売しているので見ているだけでも楽しいお店です。
紫陽花を愛でながら、身体が喜ぶごはんを。
糸島で、よい時間をお過ごしください。