【熊本・天草旅】グルメに陶器にイルカに・・欲張りするなら天草へ Click to Tweet

 

〝 一生に一度は絶対に行くべき 〟

グルメライターの姉さんの言葉がずっと気になっていた。

飛行機に乗ってまで食べに行く人がいるという幻のお寿司屋さん「奴寿司」
今回は奴寿司さんから始まった天草の旅をご紹介します。

 

 

 

熊本市内から車で約2時間。

眼下に広がる海と独特な地形を目の前にすると旅のワクワク感が増してくる。それぞれ個性のある大きな橋を5つ渡ると天草にたどり着きます。

天草には食い道楽にはたまらない食材がたくさん。そして、食事だけではなく野生のイルカを間近で見ることができるイルカクルージングや、窯元めぐりも楽しめるとなればますます期待が膨らむばかり。

 

 

 

ここが念願の「奴寿司」さん。

扉の前には「予約のみ」の文字。
そうでしょう、そうでしょう。私も〝絶対に食べたい〟という一心で2ヶ月前に予約したもの・・と、思いながら店内へ。

 

 

 

初の奴寿司さんに胸を躍らせながら〝おまかせコース〟をオーダー。奴寿司さんのお寿司はネタを美味しく味わうために、一つ一つに違った味つけをしているそうです。

まずやって来たのは、ピカピカの「ムラサキウニ」。このウニ、口の中でとろけます。〝このままずっと口の中にいてほしい〟そんな思いに浸っていると、一緒に行った3人も同じ気持ちだったのか、美味しすぎてみんな無言。顔だけで美味しいを表現していました。笑

 

 

 

その後、ヒラメ、イカ、イシダイ、イサキ、車海老と続いたのですが、シメたばかりのコリコリ感、熟成させたネタのしっとり感、そして絶妙な味つけに唸る4人。大将のアイディアと、ひと手間がそれぞれのネタを最高の状態に仕上げています。

 

 

 

はい。こちらの漆塗りの大きなプレートの前で楽しそうに寿司を握っている方が大将です。お話ししてみると、朗らかな人柄がにじみ出てくるジェントルマン。

 

 

 

 

鯖の棒寿司

 

 

のど黒の握り

 

 

まぐろの中トロと中落ち

 

 

最後の一皿は、カンパチにガーリックチップの入った創作寿司と、クエとシャリの間にひっそりとウニが隠れているお寿司。もう、美味しいに決まってる。
見た目の美しさと、口に入れてからの感動。ここまで考えられたお寿司さんがあるとは・・人気店というのも納得です。

 

 

 

〆は和三盆のパンナコッタ。こちらもプルンとした滑らかな舌触りと、柔らかな甘みが美味しい逸品でした。

 

 

 

お寿司を堪能した後は、これまた念願のイルカクルージングへ。

この辺りは阿蘇山の地熱で海水温が高く、約200頭のイルカが生息しているそうです。野生のイルカを間近で見ることができるクルージングだなんて、もちろん行くでしょう!!
船に揺られること20分ほど。見えてきました三角の背びれが・・

 

 

 

気づけば、船の周りにたくさんのイルカたち。
目の前にすると感動でいっぱいになります。

こちらのイルカクルージング(約1時間)はツアー会社にもよりますが2,500円〜3.000円ほどで楽しめます。

 

 

 

お次は、陶芸の窯元めぐりへ。

天草は日本一の陶石の産地でもあり、陶石の品質の良さと埋蔵量の豊富さで知られています。窯元をめぐってみると若手の作家さんの多さに驚かされました。

 

ギャラリーのテラスにカフェも併設されている〝丸尾焼〟さん。

▶︎ https://www.maruoyaki.com/

 

 

 

スタイリッシュな器が揃う〝森山陶器〟さん。

▶︎ http://amakusatoujiki.com/kamamoto/moriyamatouki/

 

 

 

そして、こちらの山の口焼さんは、周りを山に囲まれた自然の中にたたずむ窯元さん。

▶︎ http://amakusatoujiki.com/kamamoto/yamanokuchiyaki/

 

 

 

敷地内には、ギャラリーの他にコンテナでできた食堂もあり、食欲を誘うスパイスのいい匂いが漂っていました。

 

 

 

自然の中で自身の感性をカタチにする。そして、そこに人が集う。

こんなライフスタイル、憧れますよね。

 

 

 

天草には、他にも世界遺産に登録された「長崎と天草の潜伏キリシタン関連遺産」めぐりや、夕暮れ時の十三仏公園から見るマジックアワー、ダイビングなど、楽しめるスポットがたくさん。まだまだ欲張りできそうです。

 

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