ウィズ・コロナという新しい生活様式の中で懸命に立ち上がろうとした矢先、集中豪雨により被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。
このような時ではありますが、コラムを読んでくださった人がひとときでも旅気分を味わって、気持ちが明るく灯ってもらえたらと願います。



初夏に飲みたいリースリング  = フランス・アルザス =


Vol.1と2では、ドイツ・リースリングの2大産地を巡ってきました。今回はドイツからライン川を南下し、フランスのアルザス地方へと国境を越えて旅しましょう!


前回までの【ウチタビ】ドイツ編
ワイン片手にうちで旅しよう Vol.1
ワイン片手にうちで旅しよう Vol.2




アルザス地方 ALSACE



フランス北東部のアルザスは、ライン川を隔ててドイツやスイスとの国境に接する地方。
歴史的にドイツとの領土争いが絶えなかったことでフランスとドイツが融合した独特な文化や人々、雰囲気がユニークな地方です。


カラフルな木組みの家(コロンバージュ)がメルヘンチックな街並み、フランスを代表するミシュラン・シェフやパティシエを排出するグルメの宝庫など、、、ウキウキ、ワクワクするものがいっぱい ♪( ´▽`)

そして「アルザス・ワイン街道」の小さな村を巡れば「アルザスの宝」と言われるアルザスワインの魅力に出逢えます。


©️Tabi Mari




アルザス・ワイン街道 “ Route des Vins d’Alsace ”



アルザス地方では、南北に走るヴォージュ山脈とその東側に流れるライン川に挟まれた土地で「アルザスワイン」が育まれています。 標高200~400mの斜面にぶどう畑が広がり、4,200の生産者がワイン造りに従事しています。そのヴォージュの山並みに沿って約170Km続く街道が「アルザス・ワイン街道」と呼ばれています。




街道沿いにはメルヘンチックな町や村



アルザス・ワイン街道は、フランスで最も古いワイン街道のひとつであると同時に、アルザスならではの個性豊かな魅力を持つ町や村をめぐる街道としても人気。 街道沿いには 100 余りの町や村が点在し、次から次へと可愛らしい町並みが目を楽しませてくれます。



今回は、街道沿いの中でも人気のある村「リヴォーヴィレ」と「リクヴィル」を旅します。




グラン・クリュ畑に囲まれるワインの村 リボーヴィレ

©️ Tabi Mari

中世時代には国境を守る城塞都市だった「リヴォーヴィレ」


©️ Tabi Mari

街道側の村の入口から山の斜面へと延びるメインストリート「グラン・リュ」

村の背後の山頂には廃墟となった古城が残り、その麓の斜面にはぶどう畑が広がっています。


©️ Tabi Mari

どこを切り取っても絵になる色鮮やかなコロンバージュ(木組みの建物)
シャッターを切っては、また止まり、、、 なかなか足が先に進みません。


©️Tabi Mari

アルザス郷土菓子の「クグロフ」



村のあちらこちらで目にする「笛吹き男」

©️ Tabi Mari

中世の頃、この村では吟遊詩人や楽器演奏者などが手厚く迎えられたそう。そんな領主への感謝の気持ちを込めた伝統は、毎年9月の「笛吹きの祭り」として行われ、村のシンボルになっています。



©️ Tabi Mari
©️ Tabi Mari

村のワインカーヴでは、既にほろ酔い気分で童心に還っているお茶目なおじちゃま達 d(^_^o)




村から村へ ぶどう畑をハイキング

©️ Tabi Mari

グラン・リュを村の奥(山側)まで上がると、なだらかな斜面に広がるぶどう畑が現れます。
ここからは、ぶどう畑を縫うように延びる道(ぶどう農家が作業で使う道)をハイキングしながら次の目的地「リクヴィル」へ向かいましょう! 


©️ Tabi Mar

ぶどう畑の間に延びる作業道は、ほぼ平坦に舗装されているうえ観光用ルートとして推奨されているので、ハイキングやサイクリングが楽しめるのです。



©️ Tabi Mari

リヴォーヴィレからリクヴィル までは約5kmの道のり。

車なら10分程、ハイキングでも1〜1時間半くらいです。


©️ Tabi Mari

当たり前のことですが、勝手に畑に入り込んだり、作業の邪魔をすることはNGですよ!




幸せを運ぶ 赤いクチバシのコウノトリ

リボーヴィレ近郊には「コウノトリの保護センター」があり、絶滅危惧種の問題に向き合いながらコウノトリの繁殖や保護活動が盛んに行われています。

©️ Tabi Mari

こちらの写真は、以前リヴォーヴィレからリクヴィルまでのハイキングの途中、突然!目の前にコウノトリがバサバサッと降り立って来た時の一枚。 その長いくちばしと羽根を広げると2m近くある迫力に腰が抜けそうになりました(笑) 

今思えば、アルザスならではのラッキーな出来事!


©️ Tabi Mari
©️ Tabi Mari

アルザス地方を訪れるとよく目にするのが、赤いくちばしのコウノトリ「シュバシコウ」をデザインしたお土産グッズや雑貨。また、町や村で屋根の上を見上げれば、コウノトリの巣やコウノトリを見ることができることも。

「コウノトリが住み着いた家には幸福が訪れる」「赤ちゃんはコウノトリが連れてくる」「コウノトリは夫婦円満のシンボル」として、アルザス地方ではコウノトリは幸福のシンボルとして愛されているのです。


©️ Tabi Mari
©️ Tabi Mari


一面に広がるぶどう畑の中を足取り軽く進んで行けば、そろそろ「リクヴィル」へと到着!


©️ Tabi Mari

リクヴィルではワインカーヴを訪れて、アルザスワインのテイスティングをしましょう!


と、その前にひと休みして、、、
リクヴィルへのご案内は、次回のコラムで再集合しましょう ヾ(๑╹◡╹)ノ”




<<おまけ>> リヴォーヴィレの代表的なワインカー


トリンバック Trimbach

アルザスワインの醸造家として、あまりにも有名な「トリンバック家」
ワイン造りの歴史は1626年に遡り、12世代にわたって確固たる信頼を築いています。
トリンバックのワインは、「食事とともに楽しめるワインを造る」というポリシーから、果実味、酸味、ミネラルのバランス感が見事なワインです。


公式サイト
https://www.trimbach.fr/en/

©️ TRIMBACH



フランス・アルザス地方に興味のある方は、こちらのコラムも合わせてどうぞ!

【フランス・アルザス地方】まるで絵本の世界 コルマール COLMAR
【フランス・アルザス地方#2】わざわざ行きたい! オーベルジュ「L’Auberge de l’ill 」



Santé et Bon voyage !
〜 乾杯、そしてよい旅を! 〜

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