デトックス効果抜群といわれる鹿児島県指宿市の砂風呂(天然砂蒸し温泉)。温泉の熱で温められた砂に体がすっぽり埋められてしまう入浴法だなんて、想像するだけでワクワクしますよね。天然の砂蒸し温泉は世界でも珍しいそうです。今回は砂風呂ですっきりリフレッシュしてきました。
指宿に着くと「薩摩富士」の異名をもつ“開聞岳”がお出迎えしてくれます。桜島といい、開聞岳といい鹿児島の山はフォルムが本当にかっこいい。山を見てかっこいいと思うのもどうかと思うけど・・自然が創り上げたアートは、きっと人間には真似できないんだろうな。
道の彼方に鎮座する開聞岳をチラ見しながら向かった場所は、砂むし温泉「砂湯里(さゆり)」本当にここであってるの??と不安になるくらい細く急な坂道を下ると、その先に見えてきたのは すごい勢いの湯けむり。無事に到着したようでホッと一息です。
入口前で蒸されている温泉卵も湯けむりに包まれて美味しそう。
「砂湯里」では砂風呂と近隣にある露天風呂「たまて箱温泉」がセットになっているチケットがおすすめだとか。砂風呂の後に入る露天風呂だなんて、そりゃ気持ちいいでしょうに。ということでセットチケットを購入し、いざ砂風呂へ。
浴衣に着替えて砂浜に向かうと、見えてきたのはカラフルな傘の下に顔だけが一列に並んでいる不思議な光景。
砂の上に寝転んでみると、じんわり温かく、スコップで砂をかけてもらうと温かい砂のホールド感がまた気持ちいい。目を閉じて波の音を聞きながらウトウトしつつ、海を見ようと目を開けると飛び込んできたのは “砂かけおじさんの姿” しかもポーズまでしっかり決まってるし・・笑いをこらえてデトックス。デトックス。5分を過ぎると汗が止まらなくなってきます。私は15分で限界に達し砂浜から脱出しましたが、長い人では20分を超えても平気らしいです。
砂から出ると初めはボ〜っとしますが、その後はスッキリ。砂風呂に入ると心臓から送り出される血液量が増えたり深部体温が上昇することで、全身に酸素や栄養が運ばれ老廃物が排出されるそうです。
砂風呂に入った後は温泉で砂を流し“たまて箱温泉”に移動。こちらでは露天風呂から視界いっぱいに広がる絶景が楽しめます。
Source: URL https://www.seika-spc.co.jp/healthy/tamatebako/
温泉を堪能した後は、薩摩の小京都・知覧で「武家屋敷庭園」を散歩したり、「特攻平和会館」で歴史を学ぶのもおすすめですが、今回は九州の一番はじっこに行ってみたいという思いから、とりあえず地図を見ながら最南端に行ってみました。行き止まりにはおみやげ屋さんがあり、その駐車場に車を止め歩いてみると、まるで昔話に出てきそうな“龍宮神社”が見えてきます。調べてみると、この神社は、まさに浦島太郎に出てくる龍宮城がモチーフなんだとか。
Source: URL http://www.kagoshima-kankou.com/guide/50237/
神社のそばには、なんと“ウラちゃん”の姿も・・
ここが九州の最南端。“長崎鼻灯台”が目印です。
Source: URL https://romance-toudai.uminohi.jp/toudai/satsumanagasakihana.php
鹿児島一の繁華街“天文館”で食べ過ぎた翌日は、指宿でデトックス。
そんな旅もなかなかいいものです。