いきなり驚かせてしまったかもしれませんが、心配はいりません。

健康には影響がないくらいの、かなり低いレベルの放射線について書こうと思います。

 

実は、放射線は毎日の生活の中に存在しており、意外に身近な存在なんです!

宇宙や大地から、また空気や食べ物から私たちは放射線を受けています!(極微量です。)

 

 

あなたは「放射線」という言葉を聞いたときに、どのようなイメージを思い浮かべますか?

 

「何かが飛んでくる」、「人体に影響がある」など良くないことばかりが連想されるのではないでしょうか。

 

 

確かに、否定は出来ません。

放射線を浴びることは「被ばく」と呼ばれます。

「被ばく」は

がんになったり、体に重篤な被害をもたらしたりする可能性を含んではいます。

(病院での検査等における被害の可能性は、限りなくゼロに近いです。)

 

全国的な調査でも、肯定的なイメージよりも否定的なイメージの反応である「危険」「不安」が圧倒的に高いという結果が出ています。

(一般財団法人 日本原子力文化財団)

 

 

一方で、少数ではありましたが「気になる」という反応も見られています。

 

そこで今回は、この目に見えない放射線について

そもそも放射線が体に当たるということはどういうことなのか

簡単なイメージを話したいと思います。

 

 

放射線が体に当たると…

体を作っている細胞の中の一部を壊すことがわかっています!

体にすり傷ができるように細胞に小さな傷がつく、そんなイメージです。

 

えっ!?細胞が傷つくの?

と思われるかもしれませんが

細胞に小さな傷がつくという現象は珍しいことではありません。

私たちの体の中でいつも起こってることなので、安心してください。

 

例えば、日焼けです。

日焼けは、太陽の光を浴びて皮膚の細胞が傷つけられた状態のことです。日焼けをしても時間が経てば皮膚は回復します。

 

 

その他にも、疲労。

疲労も細胞が傷つけられた状態のことを言います。

疲労なんて、私達の日常では当たり前のことですよね。

疲労も時間が経てば回復します。(なかなか疲れがとれないなんていうこともたまにはあると思いますが・笑。)

 

 

このように、私たちの体には

細胞についた傷を治す仕組みがちゃんと備わっており

傷がつけばどんどんと修理していくようになっているのです。

 

 

少し難しい言葉になりますが

細胞につけられる傷は、細胞を構成する生体分子の損傷と呼ばれ

その中でもっとも重要なのはDNA(デオキシリボ核酸)につく傷です。

(DNA:https://kotobank.jp/word/DNA-99795

 

刑事ドラマなどの「DNA鑑定で犯人を特定する!」なんていう場面で、DNA という言葉を一度は耳にしたことがある方も多いと思います。

 

DNAは、一人一人違う固有のもので

私たち、生き物の「設計図」の役割を果たしている大切な分子です。

(詳細なDNA の説明は割愛させていただきます。)

 

ここで大事なことは

先ほど説明しました、細胞が傷ついた(DNAも傷ついた)後の修復は

しっかり中身まで、DNAに書き込まれていた情報も含めて正しく修復することが必要だということです。

(部屋を片付ける時、とりあえず物を押入れに詰め込むのではなく、しっかり整理しながら元の位置に直さなければ本当の意味で整理したことにはならない、と似たようなものだとイメージしてください!)

 

また、DNA がどうしても修復できないくらい壊れてしまったときには

その細胞を修復するのではなく、「廃棄処分」にしようと決めて殺してしまう仕組みまであるのです。

 

非常に巧みで、神秘的な仕組みが

私たちの体の中では毎日行われているんですね。

 

 

しかし、巧みに修復していっても、ごくごくまれに

DNA が中身まで正しく修復されなかった細胞(とりあえず押入れに詰め込むパターン!)が残ってしまうことがあります。

 

この正しく修復されなかった細胞は

微妙にまちがったDNA (設計図)をもっていることになります。

 

このまちがった設計図をもった細胞が、まれに暴走を始めることがあり

暴走を始めた細胞は、必要もないのに一貫性なく細胞分裂を続けて増えていきます。

 

これが、「ガン」と呼ばれています。

 

つまり

ガンの原因は、“DNA (設計図)のちょっとしたまちがい”ということになります。

 

この“DNAのちょっとしたまちがい”の可能性は

普通に生活しているだけでも(加齢)、少しずつ増えていくことがわかっていますが

タバコを吸ったり、お酒を飲み過ぎたり、強いストレスを感じたりすることでも増えるそうです。

 

その他の原因の1つが、「過度に放射線を浴びる」ことです。

この“過度に”というのが重要であり

原発事故などで耳にする「被ばく量」は桁が違いすぎるほどの差があります。

 

そもそも放射線は目に見えず、得体の知れない要素も含んでいるので

この過度に放射線を浴びた場合の被害の話が

マイナスなイメージが先行しているのかなと思います。

(知識を持ってしっかり管理することは間違いなく必要です。)

 

 

放射線は目に見えないので、具体的なイメージが付きにくかったり

色々な話を聞いても、いまひとつピンとこなかったりしますよね。

 

俗にいうオバケであったり、単に暗闇でも恐怖を感じたり…。

目に見えないものは、それだけである意味恐さを秘めています。

 

また、目に見えないものはわかりにくい。

 

人の気持ちなどもそうかもしれません。

 

“いちばんたいせつなことは、目に見えない”

 

これは、「星の王子さま」に出てくる一節です。

 

 

目に見えないものに、目を向けること。

 

優しさや、思いやり、愛などを感じ表現する

見えていることだけにとらわれない感覚を持つということは

とてもシンプルで大切なことだと思います。

 

 

目に見えない放射線ですが、みなさんが知らない放射線の正しい知識をもっと伝えられたらいいなという自分の思いを、「目に見えないものの大事さ」を表現した星の王子様の一節にかえて締めくくらせていただきます。(^^)