今回は、日本初!?放射線科を舞台に、医療の裏側、病院の裏側にスポットライトを当てた漫画を紹介しようと思います。

©横幕智裕・モリタイシ/集英社

集英社の漫画雑誌(グランドジャンプ)で2015年10月より連載され、昨年単行本も発売されている「ラジエーションハウス」。

この漫画で描かれているのは「放射線科」。

放射線科とは、X線などの放射線を用いて診断・治療を行う医療の一分野です。

(コトバンクより https://kotobank.jp/word/放射線科-132068

 

ラジエーションハウスは、一言で言うと「放射線のエキスパート」の集まる場所。

主治医の診断の陰で、病の原因を調べ、X線(レントゲン)写真やCTで病変を写し出す“診療放射線技師”、そして、撮影された画像を読み解き病気を診断する“放射線科医”。一口に「放射線科」とくくれないものですが、病や怪我の原因を見つけ出すエキスパートたちが集まっているところ、それがラジエーションハウスです。

 

今回紹介するこの漫画は、タイトルにもなっているこの“ラジエーションハウス”での、放射線技師、放射線科医の“身体に隠れた視えない病気”との戦いが繰り広げられる医療漫画です。

医療マンガと言っても小難しさも取っつきづらさもなく「楽しく」「わかりやすく」「おもしろく」描かれています。

 

この物語の主人公五十嵐唯織(いがらしいおり)は、医療画像から天才的な能力で病気を見つけ出す“放射線技師”。幼い頃に”ある約束”を交わしていた憧れの幼馴染・甘春杏(あまかすあん)が放射線科医として勤める病院に“放射線技師”として採用されることになりました。

この病院を舞台に、誰にでも起こりうる数々の症例が描かれ、ストーリーが展開されていくというお話です。

 

放射線のエキスパートたちは、患者さんの病、怪我の根源を見つけ出す責任があります。病を抱える人の激しい不安や、その人を取り巻く人々の切実な思いに果たして答えることができるのだろうか。彼らの戦いや医療体制の落とし穴をするどく切り裂くストーリーになっています。

 

病は、いつ、だれの身にふりかかってきてもおかしくないものですよね。

「明日は我が身」とはよく言いますが、この漫画は身近な病が題材になることもあり、人ごとでは済まされない!!だから引き込まれちゃうんです!!

もちろん、健康であることが一番ですが、もし、自分がこの漫画で取り上げられているような病に侵されてしまったら・・・?病を見つけ出す医療の裏側、覗いてみたくないですか?

 

主人公・唯織の仕事、患者さんに対するひたむきさは共感が持てますし、(仕事以外は相当なドジっこですが)医療現場のあるあるを知れます。そこに実は、甘酸っぱいラブコメも絡んでくるんですね。

©横幕智裕・モリタイシ/集英社

可愛いくて身近に感じるイラストで描かれている「ラジエーションハウス」。

この漫画で、「現代医療を支える“画像診断”の世界」を覗いてみましょう。

周りにいる大切な人の“笑顔”を見ることができる、そんな当たり前だと感じている日常は、実は当たり前でないかもしれません。